歯磨きの選び方、磨き方
だんだん日も長くなり暑い日もでてきましたね。
朝夕の寒暖差でお体壊されませんようご注意下さい。
さて、みなさんはどんな歯ブラシを使っていますか?
人それぞれ靴のサイズが違うように
歯も人によってサイズや形がさまざまです。
歯ブラシにもサイズがあることをご存じですか?
毎日使うものだからこそ、自分にあった歯ブラシを使って
正しい磨き方を知って、健康な歯を保っていきましょう。
まずは、歯ブラシの選び方から知っていきましょう。
当院は、ルシェロシリーズの歯ブラシを
患者さんにオススメしています。
今回は当院にあるルシェロ歯ブラシを使って
ルシェロ歯ブラシについて詳しく解説し、
みなさんに自分にあった歯ブラシをみつけて頂きたいと思います。
ルシェロ歯ブラシには大きく分けて二種類あります。
「ルシェロ歯ブラシ」と「ピセラ歯ブラシ」です。
「ピセラ歯ブラシ」は女性向けに作られています。
では、具体的にどう違うのか説明していきます。
「ルシェロ歯ブラシ」
●ヘッドの大きさは一般的
●持ち手も一般的
●ネックに角度をつけていることで奥歯まで磨くことができる
●毛先が長いものと、短いものがあり、歯間部までしっかり 磨くことができる
●毛先が三角に作られており、歯と歯の間まで届くように設計
※Onetuftの役割を果たしている
種類
B-10S、B-10M、P-10M、P-10S
M、Sは毛先の硬さが違います。
Mはふつうで、Sは柔らかめです。
○対象者○
B-10S/M
カリエス予防と、健康な歯茎から軽度の歯肉炎の方
P-10M
歯周病の予防に
健康な歯肉~軽度な歯周病
メインテナンス期の方
P-10S
歯茎の痛みが強い方
中等度~重度の歯周病
歯茎が下がっている方
「ピセラ歯ブラシ」
○女性のお口は小さいため、ヘッドが小さい
○持ち手が短い
○歯ブラシの毛先が長いものと短いものがあるので
歯間部まで磨くことができる
○歯ブラシの角度を考えずに効率的に磨ける
○毛先が三角に作られており、歯と歯の間まで届くように設計
※Onetuftの役割を果たしている
種類
B-20S、B-20M、P-20S、P-20M
B-20S/M
10代の方・女性のカリエス予防に
永久歯萌出途中や健康な歯茎や歯肉炎の方
P-20M
大人の女性の方の歯周病予防に
歯肉炎~軽度の歯周炎の進行抑制に
メインテナンス期の方
P-20S
ブラッシング時に歯茎が痛む方
歯周病抑制に
中度~重度の歯周病の方に
お伝えした対象者はあくまでも目安になり
歯周病の進行具合によっても、選び方は変わってきます。
もし、わからないことがあればスタッフまでおたずね下さいね。
自分に合った歯ブラシが見つかった所で
次は磨き方です。
磨き方によって、歯茎を痛めたり、磨き残しが原因で
虫歯になる確率が上がったりします。
しっかり歯周病、虫歯予防になる磨き方を
心がけてみて下さい。
次のことに注意しながら磨いていきましょう
○歯ブラシを正しく持ちましょう
歯ブラシを鉛筆を持つように持ちます。
握って持つと、力が入りすぎてしまいます。
○歯ブラシは小刻みに優しく磨いていきます
○強く押しつけないように磨きましょう
○歯の裏側をしっかりめに磨きましょう
歯ブラシを立てて歯ブラシの角を使って磨きます
下の前歯近くには唾液が出てくる出口があるので
汚れがつきやすい場所なので特に意識しながら磨きます。
ただし、小刻みに優しく磨くことをわすれずに!
○磨けているかチェックしましょう
表面、噛み合わせ面、裏面の全体がつるつるに
なっているか、舌触りで確認しましょう
このとき、まだざらざらする部分があるときは
磨き残しの可能性があります。もう一度磨いてみましょう。
○歯ブラシの交換は月に1回は行いましょう
歯磨きは以上です。でもまだ全ての汚れは取れていません。
歯ブラシでは届かない歯と歯の間の汚れは
フロスや歯間ブラシを使わないと取れません。
次回はフロス、歯間ブラシについて詳しく説明していきますね!