胎児の歯の成長について
今日は赤ちゃんの歯を丈夫で健康な歯を育てるためのお話をしたいと思います。
赤ちゃんの歯を強くさせるには歯の石灰化を促進させる事が最も重要になってきます。
歯を強くするには、妊娠初期から出産まで、栄養バランスの良い食事を心がけることはもちろんですが、
中でもリンとカルシウムを積極的に摂取することで歯の石灰化が促されます。
胎児の乳歯の形成は妊娠7週からはじまり、4~6カ月には歯の石灰化が始まります。
妊娠初期は良質なたんぱく質、中期から後期はカルシウム、リン、ビタミンA、C、Dが必要になります。
たんぱく質・・・あじ、卵、牛乳、豆腐
カルシウム・・・ひじき、チーズ、しらす干し、ちりめんじゃこ
リン…米、牛肉、卵
ビタミンA…豚、レバー、ホウレン草、にんじん
ビタミンC・・・ほうれん草、みかん、さつまいも
ビタミンD・・・バター、卵黄、 牛乳
リンは加工食品にも多く含まれており、過剰摂取になると、カルシウムの吸収を阻害してしまうので摂りすぎには注意しましょう。
妊娠中はいつもより積極的にカルシウムを摂取しましょう。牛乳にはカルシウムが豊富に含まれていますが、
牛乳が苦手な方は納豆、ヒジキ、小松菜等で上手に摂取するといいですね。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口には、虫歯菌はいません。お母さんなど身近な大人から移り、虫歯菌が増えていきます。
特に一番身近なお母さんからのケースが多くみられます。感染リスクを低くするためには、お母さんがもつ虫歯菌の量を減らす事が
重要です。
安定期に入ったら治療は可能です。産後、通院は大変だと思うので気になるところがあれば体調のいい日に定期検診はいかがですか?
次回は、赤ちゃんの歯を強くするためのレシピを紹介したいと思います。