コラム

災害時、歯磨きはどうする!?

5月もあっという間に過ぎましたがいかがお過ごしでしょうか?

もうすぐ6月!ということで、6月1日は何の日かご存知でしょうか?

日本記念日協会によると「防災用品点検の日」に認定されています。

毎年9月1日は防災の日として知られていますが、防災用品点検の日は3か月ごとに年4回あります。

3月1日、6月1日、9月1日、12月1日の季節に変わり目となる時期、水や食料品の賞味期限のチェック、医薬品、乾電池などにも耐用年数があるので、しっかりと備え、季節ごとに適したものを準備しておくことが大事ですね。

 

 

震災後“肺炎”や“脳梗塞”が急増するのをご存知ですか?

 

災害時は慣れない避難所生活でのストレスに加え、水不足や口腔ケア用品の不足からお口の中が不潔になりやすく、お口の中のバイ菌が繁殖しやすくなります。

お口の中の菌でも身体の健康にも影響します。

お口は肺への入り口です。特に肺炎になりやすい高齢者の方は誤嚥性(ごえんせい)肺炎に注意が必要です。

 

防災グッズの中に「歯ブラシ」「液体ハミガキ」「歯磨きシート」等も用意しておくといいですね。

 

避難所での口腔ケア方法

★ハブラシがない場合

・食後に水やお茶でうがいをします

・ハンカチやティッシュで歯の汚れをふき取ります

★唾液を出す工夫をする

・唾液にはお口の中をキレイにする働きがあります

・耳の下、あごの下、ほほを手でくるくるとマッサージをすると唾液が出やすくなります。

★水が少ない場合

①コップに約30mlの水を用意します

②その水でハブラシを濡らして歯磨きします

③ハブラシが汚れてくるので、ティッシュペーパーやウエットティッシュでハブラシの汚れをふき取ります

④コップのお水を少しずつお口に含み、2~3回に分けてすすぎます。

洗口液、液体ハミガキなどがあれば水のかわりにご使用いただくと効果的です

 

また、シュガーレスガムを噛むことで、ストレス解消や緊張感の緩和ができ、唾液をたくさん出す効果もあります。

ガムは長期保存が可能なので、キシリトール入りのガムも防災バックに入れておくといいですね☆

 

汚れた入れ歯も肺炎を起こしやすくする原因と考えられますので、入れ歯も食後は丁寧に磨くようにし、義歯洗浄剤につけるとより効果的です。

 

災害などの非常時は不安やストレスがあるかと思います。非難先で病気を発症しないためにも口腔ケアもしっかり行いましょう。